新ニッポンヒストリー①:オーディション体験談

声優

どうも、アブーです!

今回は声優としてオーディションを受けてきたお話をしていきます。

この記事を読めば新ニッポンヒストリーという作品(会社はローズアップ)のオーディションの雰囲気について、ある程度わかるようになります。

最近は声優志望の方が多すぎることや、新型コロナの影響でベテラン声優さんがさらに出演しやすくなったことから、新人声優さんが以前よりも世に出にくくなっています。

私も最近は事務所所属というよりは、個人で活動の場所を見つけていかないといけないなぁと感じて、自分でオーディションを受けてきた次第です。

新ニッポンヒストリーは日本の歴史をもとに“もしも”が起こったらどのようなお話になるかをコメディ調で展開していく、かわいいタッチのイラストが特徴のアニメです。

作品自体は約20分前後の1話完結型で2020年1月頃から約3年近く続いており(2022年10月時点)、現在は動画配信サービスのGyaoで配信されています。

現在では累計70話近くになる長編シリーズですね。

では基礎知識はこのあたりにして、早速本題に入っていきたいと思います。

オーディション応募のきっかけ

私の場合はインスタ広告がきっかけで応募にいたりました。

応募後は公式LINEを通じてのやりとりでした。

オーディションの時間・場所

時間はお昼の1時間ほど、場所は都内の事務所にて、審査担当の方お1人と自分の2人でオーディションが行なわれました。

リモートでのオーディション対応も可能ではあるみたいですが、ちょうど私に東京へ行く用事が3週間後にあり、その時まで待っていただいてから対面のオーディションを行なっていただきました。

3週間とけっこう先まで待ってくださった理由としては、リモートの印象と実際にお会いした時の印象が違うから、とのこと。

的確に審査・キャスティングを行なうためにも、できるかぎり対面でのオーディションを行なっているとのことでした。

オーディション:ヒアリングからスタート

時間通りに事務所前についたらついにオーディションです。

事務所に入室し着席したら、まずはこちらの人柄がわかるような質問から始まりました。

出演歴やレッスン・稽古・WSなど今までの演技経験、その他にも趣味・普段のお仕事についてお話しました。

声優のお仕事に興味を持ったきっかけ、どういった場所でどのような稽古を受けてきたか、どのような作品に出演したかをお話しできるようにしておくとよいでしょう。

私の場合はお芝居のお話に加えて、ダンサーやライターで個人事業主として働いていること、会社員の時はどんなことをしていたかなど、また、それぞれにどう向き合ってきたかをお話しました。

お話の内容はハデな経歴やどれだけスゴイことをしてきたかよりも、

「どんな人柄か?」

「誠実に作品作りに取り組んでくれそうか?」

を知りたそうな様子で聞かれた感じがします。

自分を大きくみせようとしたり、わざと個性的にみせたりする必要はなく、素直に話したほうがよいかと思います。

審査員の方は明るくて優しい方だったので、私の場合は「これオーディションかな…?」と思うくらいにはリラックスして臨んでいました(笑)

このページではわかりやすいようにオーディションと表記していますが、実際はカウンセリングやヒアリングという雰囲気に近いかもしれません。

新ニッポンヒストリーではプロの声優を探しているのではなく、新人や未経験の方のきっかけ作りをすることや、“学校でも養成所でもない声優デビューの場所”として活動をされているみたいなので、経歴はそこまで重要視されていないのも理由として考えられるでしょう。

オーディション:セリフ読み

ヒアリングのあとは2行〜3行ほどのセリフ読みを何度かしました。

(ヒアリングでけっこう和んだ後だったのでびっくりしたのは内緒)

台本の内容は新ニッポンヒストリーと関連する日本の歴史に登場するような文章です。

最初は自分が感じた通りに読み、以降は何度かディレクションをいただいて読みました。

他のオーディションでも共通するように、おもに滑舌・表現力・対応力など声優としてのスキルがみられているように感じましたが、

「アブーさんの声なら○話の△△って役と声の雰囲気が合うかも…?」

「×話の◇◇っていう役者さんと良いかけあいができそうだなぁ」

と、キャスティング面での考えも浮かんでいるご様子でした。

もちろんスキルが高いことにこしたことはありませんが、未経験の方や新人さん向けにしていることもあって必ずしもスキルばかりを見られているわけではなさそうです。

また史実上では男性の人物でも新ニッポンヒストリーでは女性の声優さんが声を担当することもあります。

自分の声や演技中の印象など、どのようなところが評価されるかわからない感じが面白いポイントだと思います。

セリフ読みの直前に声出しの時間を少しいただけましたが、もちろんオーディション前にカラオケなどで済ませておくのが吉です。

オーディション合格後は稽古日や費用等の確認

合否はオーディション直後に伝えられました。合格となれば作品への出演は確定となります。

ただし、合格となったからといって強制的に参加することになるわけではありませんので、そこは身構え過ぎなくて良いと思います。

私の場合はその場で合格をいただいて参加する意思を再度伝えたため、稽古日の調整や参加費の支払いの確認を行なう流れとなりました。

このタイミングでは、参加者と制作側とで認識のズレを防ぐためにさまざまな確認が行なわれます。

また、オーディションを経てちゃんと話していくにつれて、

  • 新ニッポンヒストリーのコンセプトに共感できない
  • 声優のお仕事への動機が弱い
  • オーディションに合格すればプロの声優としての活動が約束されると思っている
  • 参加費用の確認ができていない(参加費用を払えない)

これらに当てはまる場合は参加は難しいかと思われます。

まとめ

新ニッポンヒストリーのオーディション体験でした。

特徴をまとめるとこんな感じです。

  • 新人向け:★★★★★
  • 雰囲気が柔らかい:★★★★☆
  • 難易度が高い:★★★☆☆

難易度については高いスキルや経歴は求められないものの、声優志望・社会人としてごく一般的な素養が必要になりそうだと感じたので普通くらいとしました。

次の記事ではオーディション合格後から収録までのことを書いていきます。

皆さんが声優を目指すうえでこの記事が役に立てば嬉しいです^^

最後まで読んでくださってありがとうございました!

コメント

  1. との より:

    初めまして、コメント失礼します!
    体験談のシェアありがとうございます♪
    気になっていたので非常に参考になりました!
    ちなみに質問なのですが、参加費とは一体どのくらいかかったのでしょうか…?
    直接的な金額を発信するのが厳しければ、例えなど大体で大丈夫です。なぜ参加費がかかるのか気になってしまって…

    • Aboo aboodesu より:

      とのさん初めまして、アブーです。
      ご連絡ありがとうございます、お返事遅くなって本当にすみません!!

      参加費は場所や役によって差がありますが、数万〜2桁万あたりと聞いております。
      費用は具体的な割合などは知りませんが、制作に関連すること全般に使われているかと…!

      ほか気になることがあれば聞いてくださいね^^

  2. isyuto より:

    数日後に、オーディションを受ける予定ですが、その参加費って分割なんかもできるんでしょうか。
    またその後、素人から実際に声優としてお仕事されてる方はいらっしゃるのでしょうか。

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