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「声優になりたいけどまずは何をすべき?!」
「どんな基準で養成所や学校を選ぶのが正しいの?」
このページでは、日ナレには3年近くと個別の声優スクールに通い、舞台芝居やアニメ出演を経験したり、
東京で実物の声優さんにもあったりしたことがある筆者が、声優になるためにやるべきことをまとめてみました。

初手で何をすれば良いのかわからない人は活用してみてくださいね!
声優になりたいならするべきこと
声優になるための方法には、大きく分けてこの3つがあります。
- 養成所・専門学校・スクールに通う
- 一般公募のオーディションに合格する
- 自分で作品を作って声をあてる
お芝居を全くの経験したことがない方は、基本的に1の養成所や専門学校に通うことを考えるのが現実的です。
運良くオーディションに受かったとしても、技術力を磨くために、結局はレッスンを受ける必要があるでしょう。
極端な例ですが、あの山寺宏一さんが「男だったら潰してましたよ」と語る沢城みゆきさんですら、
オーディションに合格&アニメデビューした後、ちゃんと演技の勉強をされています。
仮に自分や知人の力で映像作品を作って声を当てたとしても、最低限の演技力がなければ見てもらえる作品にはなりづらいでしょう。
初めから基礎を学んでおくに越したことはないため、基本的にはどこかでお芝居について学ぶことが大切です。
声優になりたい!と思ったらどう動けばいい?
まずは養成所・専門学校・スクールなどのリサーチからしましょう。
早いところであれば4月に先行入試をするところもあるため、できれば来年度の入学を想定してリサーチに取りかかるのが理想です。
どの養成所も、次年度の4月に入所・入学を想定した試験が行われます。
試験が多い時期は12月〜3月のイメージで、冬場に一般入試が行われることが多いでしょう。
ただし、入所・入学したい場所がある場合には、必ず今すぐホームページや公式のSNSアカウントなどで情報を確認しておくことが重要です。
というのも、専門学校では上半期からAO入試を受け付けていたり、一部の養成所では通年数ヶ月おきにワークショップを行っている場合があるからです。
ライバルに遅れをとると、合格枠が狭まった状態で試験に臨むことになり、定員の関係で合格枠から漏れることも考えられます。
一般入試の時期も、一次募集が12~1月、二次募集が2月、三次募集が3月とあっても、
良い応募者が二次募集までに集まれば、三次募集は行われないこともあります。
最悪の場合を想定して、気になる養成所・学校では早めに応募できるように準備しておきましょう。

筆者はアトモンの3次募集で落ちたことあるよ✌️
早く応募していい?自信がないから力をつけてから応募したい…
早めに応募したほうが良いですが、「お芝居はやったことないし今の自分で大丈夫かな…💦」と思う方も多いかと思います。
結論としては、あまり気にしすぎなくても良いと考えています。
というのも、多くの学校・養成所は入学時点の演技力やスキルを重要視していないことが多いからです。
(大人気の養成所などで演技経験者の応募が集まる場合は話が別ですが…)
対策としては、言い方は悪いですが、本命の前に受けられるところで入試がどのようなものかを経験しておくと少し安心でしょう。
また、お芝居やボイトレのレッスンで参加できるものには一度参加しておくのが良いです。
お芝居や声など、どういうものかを知っているだけでも大きく違うと思いますので。
今ならVoice Campで、ボイトレを無料で受けることができます。

ごめんやけど、いつ有料になるかは分からへん…。気になる方は早めに!
一方で「演技のワークショップやボイトレを経験したけどまだまだ力不足だから…」と、現状の力不足を気にして入試に挑戦しない考えには注意が必要です。
これからも、チャンスを目の前にしたとき、万全の状態が伴っていることは基本的にないことがほとんどです。
例え不格好でも、そこでやれるかどうかがこの先を決めます。
やれることをやったなら尻込みをせず、ある程度のところで挑みましょう。
養成所・専門学校・スクールどれがいいの?
その人の状況や将来像にもよるため一概にはいえませんが、以下が養成所・学校選びのポイントです。
これらを満たすなら、養成所でも専門学校でも、その他スクールでも、大きな問題はないでしょう。
- 年間で複数回オーディションがある(デビューの可能性)
- 経済的に通うことができる(持続できるかどうか)
- 声優経験のある講師から学べる(学ぶ内容の質が高い)
良い声優になること、そして良い声優になった自分が誰かに見つけてもらうために、これら3つの観点が大切です。
デビューの可能性については、年間のオーディションが1回しかない、同期の人数が多すぎるor年間のデビューや事務所所属となる人数が少なすぎる、
このような場合は気をつけたほうが良いでしょう。
例えば、養成所であれば同期の数は数十名単位だと、まだ現実味が感じられるでしょう。
数百名単位であっても、卒業後にどれくらいの人がどこに行っているかを確認して、
学内オーディションなどで提携の事務所十数箇所が引き取り先になっているなら、安心なほうだと考えられます。

審査の数はデビューの確率と比例するで…!
経済的な問題は個人によりけりですが、貯金が足りるか、学生ローンなどで対処できるかどうか、卒業後の家計はどうなるか、
現実の数字に起こして、問題がないか確認しておくことをおすすめします。
そして、特に大切なのがどのような講師から学べるかです。
上手く人前に出ることができたとしても、腕前がなければ一時的なもので終わってしまいます。
ちゃんと声優経験のある講師が在籍しているかどうか、そして担当してくれるか、
ホームページや説明会などで確認しておきましょう。
大手すぎる養成所だと、地方の校舎では一番上のコースでも声優ではない方が担当講師になる可能性があります。
確かなスキルを身につけるためにも、誰から何を学べるのか、必ず理解しておきましょう。
声優の仕事や収入について
改めて、声優のお仕事内容についても確認しておきましょう。
夢の部分が大きい職種なので、意外と現実を知らない方もいます。
私が東京で実際に出会った声優さんのお話も交えていきますが、耳タコな人は飛ばしてください。
仕事内容
アニメ、洋画、その他映像作品に声のお芝居をあてることが主な仕事内容です。
厳密には声優とナレーターに分かれます。
お芝居を当てるのが声優、テレビ番組などにナレーションを加えるのがナレーターです。
どちらも声を使うお仕事ですが、意識することが異なるため、学ぶ時も別物として勉強していくことになります。
人気声優になればイベントの登壇や、エンターテイメントやメディアのお仕事を広く受けることになるでしょう。
収入事情
声優のランクにもよりますが、一番低いランクの声優だと30分のアニメに出演して15,000円が収入になります。
高いと感じるか低いと感じるかは人それぞれですが、30分の尺のうち、一言でも、たくさん声をあてても同じ金額なので、なんとも言えませんよね。
アニメだと制作費のかなり小さい部分が声優の予算にあたります。
制作陣としても1人でいろんな声を出せる人のほうが人件費削減になって助かるため、一言だけの出演というのはあまりなさそうです。
実際、ワンピースのアニメでも「今のモブは平田さん(サンジ役)だったな」と思うことがあります。笑
また、ランクが上がれば収入アップにつながるかというとそうでもないようです。
というのも、一番低いランク(低予算)でたくさん働いてくれてたから起用してたのが、
同じ働きで予算が上がってしまうと次からは起用しにくくなってしまう、
じゃあ新たに低ランクの良い人いないかな、という現象が起こりうるからです。
低ランクのうちから「あなたにならもっとたくさん出したい!」と思ってもらえるほどでなければ、ランクアップも喜べなさそう、と思います。
出演の収入以外にもイベント出演や何か商品やサービスのPRで収入があるかもしれませんが、声優の収入はというと、このようなイメージではないでしょうか。
加えて、事務所に所属できたとしても、マネージャーさんが仕事をとってきてくれることだけに頼らず、
事務所によっては声優自身が交流会やイベント、ワークショップなどに顔を出して、自分で仕事をとってくることもあるようです。

↑が実際の声優さんに聞いた情報!声優は個人事業主みたいなものやな
収入の足りない分はアルバイトをしたり、別のお仕事をしている声優さんも少なくなさそうです。
一方、ナレーターというと声優よりも実用性があるからか、お仕事の母数もあり、収入も声優より高い様子です。
食べていくためには、ナレーションの腕も磨いておくのが賢明でしょう。
実際に私も経験したことがありますが、
ランサーズなどネット上でお仕事を受けられるサイトでは1文字○円などでナレーションのお仕事が募集されていることもあります。
いわゆる宅録声優というものですが、こちらで収入を得ることも最近では現実的な方法の一つだと感じます。
この方法で大切なポイントは、お仕事を受けると収入だけでなく実績も生まれる点です。
この実績をもとに新しいお仕事や依頼主とのつながりを持つこともできるでしょう。
お芝居や演技力以外のところ
声優志望の方ができることといえば、まずは声や演技力を磨くことです。
ただし、演技力以外にも必要なものがあり、例えば人間力や想像力、感性などは欠かせないものです。
人間力はコミュニケーション能力や自己管理能力、平たく言ってしまえば、
社会で仕事をしていく上で人として必要な基礎力のようなものです。
ちゃんと挨拶をする、礼儀の言葉を伝える、約束を守る、関わる人に配慮をする。
この人と一緒にいたい、この人と一緒に仕事をしたいなと思われる人柄は声優だけでなく、生きていく上で大切なものです。

特に現代は”誰から買うか”の時代ってのを感じるね
人間力を磨こうとすれば、自然と想像力も磨かれると思います。
仮に全く経験したことがないシチュエーションの演技でも、類似した経験から想像したり、
キャラクターの背景や思惑などから心情を想像することは可能になります。
感性については、できるだけいろんな作品に触れて、ヒット作品ならどの部分が世の中の人にウケているのか、
評判の低い作品ならどこがダメだと言われているポイントなのか、分析しておきましょう。
お芝居だけでなく、歌やダンス、絵画、本など、メジャーなものには触れておくことをおすすめします。
現場の制作陣には年齢層が上の男性が多いと思われるため、そういう属性の人が触れていそうな作品を知っていると、
つながりができて、仕事の獲得にもつながりやすくなるでしょう。
まとめ|養成所・学校への入学が定石
声優になりたい方は、長い目で見ても、まずは養成所や学校への入学がおすすめです。
どの養成所・学校も、まずは無料の資料請求をファーストステップにしていることが多いです。
資料請求をしないとスタートラインに立つこともできないため、気になるところには早めにしておきましょう。
専門学校を考えている方はKADOKAWAアニメ・声優アカデミーがおすすめです。
選抜オーディションや作品出演オーディションがあり、卒業時には17の事務所に見てもらうことができます。
声優経験のある講師から学ぶことができ、他と大きく違って制作にも強いことから長い目でみてもデビューのチャンスと近いことが考えられます。
KADOKAWAアニメ・声優アカデミー以外にもあなたに合った学校・養成所があるはずなので、気になる方は早めに動き始めましょう。

アブーみたいに失敗せんといてな!応援してます!