声優になりたいけど親に言えない…反対されないための3つの戦略

声優

「声優になりたくても肝心の親には言えない…」

親に養ってもらっているうちはとても言いにくい問題ですよね。

筆者も高校生のときに声優に興味を持ったものの、不安定そうだし、そもそもなれるかわからないし、不安かけそう。。

こう思ってなかなか言い出せませんでした。

親はどんな気持ち?反対する理由とは?

まずは親がなぜ反対しているのか、どの部分から反対したほうがいいと判断しているのかを考えるとよいでしょう。

例えば、反対される一般的な理由はこんな感じです。

  • 声優になれずに仕事に困ることがあるから
  • 収入が不安定になるから
  • 会社員などに比べて社会的信用が少なくなるから
  • 成功する人の割合が圧倒的に少ないから
  • どうせすぐやめると思ってるから
  • 養成所などの費用負担が難しいから
  • 世間的な目が気になるから

ほとんどは「子供の将来の収入に対する心配」が理由だと言えるでしょう。

やっぱり親としては子供に不自由なく生きていってほしい気持ちや、

例え自分(親)がいなくても無事に生きていてほしいというという気持ちが強いです。

収入だけでなく、芸能業界に行く子供のことを心配しない親はいないと思います。

その他には、「子供の本気度への不信感」「現在の経済的事情」「世間体が気になる」などが挙げられますね。

熱しやすく冷めやすい子供だと本気なのかよくわからないことから反対されることもあるでしょう。

養成所の費用などが安くないことから、経済的事情によって応援しきれない、と思われる場合もあると思います。

世間体が気になるというのは、真面目な性格やきっちりした人柄のご両親では、そう思われることがあるでしょう。

反対を乗り越える!むしろ応援される伝え方

ここでは親の反対理由に分けて、反対を乗り越える方法や応援される方法について説明していきます。

当たり前ですが、姿勢や行動で示すこと、声優以外の勉強も頑張ることを約束していくことが大切です。

約束することで親を安心させることもできますが、自分で言ったことや約束したことは必ず守るように。

実際に声優になってからも、相手の状況を考えて姿勢や行動で示すことは大切です。

その予行練習だと思って、親の説得に取り組んでみましょう。

将来の経済的不安から反対されている場合

毎日の勉学を怠らないことをアピールしましょう。

最近は正社員になれば安泰というわけではありませんが、売れない声優によりも、正社員のほうが圧倒的に安心です。

リモートワークや時間的に融通が効く職を手につけることもよいでしょう。

できればずっと使えるスキルを身につけていきたいところです。

学生のうちは勉学も手を抜かないことが大切です。

声優になるための努力だけでなく、良い大学や良い仕事、良い企業に就職できるような準備も進めることが大切です。

本気度への不信感から反対されている場合

一時的な感情だけじゃないことを証明していきましょう。

少し時間はかかりますが、数ヶ月〜半年〜1年など、まとまった期間を声優になることに使ってみましょう。

本気であることを人に伝えるには長期的な行動・実行が大切です。

声優に関係するワークショップや養成所の体験など、調べて行ってみる。

毎日、お芝居が上達するために家で外郎売を練習をする、運動をする、いろんな作品に触れてみるなど。

仮に養成所に通うとしたらいくらかかるか計算する、どれくらいバイトをしないといけないか考える。

もし声優として芽がでなかったらどんな行動を取るか、何年後にはどんな行動を起こすか考える。

親からして「ちゃんと考えてるんだな」「本当にやりたいんだな」と思ってもらえるくらい動けば

自然と応援してくれる流れになると思いますよ。

家計が理由で反対されている場合

単純に、養成所に通う費用を計算して、自分がアルバイトなどでどれくらい資金を準備できるのかを考えてみましょう。

費用を親に頼れないなら自分で用意するしかありません。

行きたい養成所によって必要な学費は変化しますが、

安いところで1年間20~30万円、多くのところは40~50万円かそれ以上、専門学校だともう少し、です。

例えば日○ナレだと安い部類に入りますね、まぁ、声優になれる確率や内事情などを考えると他にも良いところはあると思いますが…。笑

分割払いができる場合もありますので、毎月の収支をシミュレーションしてみるとよいでしょう。

具体的な数字で経済的に心配がないことを示すことができたら、親からの反対も緩くなると思います。

世間的な目を気にしている場合

まず近所の人には声優を目指していることを言わないことにしたり、勉学にも励むことを伝えるといいでしょう。

良い大学に入れるように学力をつけて、それからも世間から需要のある職や一般的な職を手につけることを約束すると、反対が緩むと思います。

基本的には、将来の経済的不安から反対されている場合と対処法は同じだといえるでしょう。

経済的にも将来的にも負担をかけさせない工夫

そもそも「なんで親に反対されたくないのか?」って考えると、やっぱり親に養成所の授業料を払ってもらったり、仕送りをしてもらったりすることがあるから…。

じゃあ自分で稼げるようになったり、将来的にも不安を感じさせないように過ごせたりできたら…!?

両親には負担をかけないし、そこまで考えて頑張れるんだったら、と前向きに応援してくれる可能性が上がりそうですよね。

ここではリアルな経済的事情から説明していきますね。

養成所や授業資金を準備する/計算する

まずは自分が行きたい養成所の入所金・授業料を調べましょう。

※表をコピーして右の記入欄に書いていってください。

チェック項目記入欄
入所金
授業料
入所金や授業料以外の費用
分割払いの可否
授業内容
授業回数
入所可能な月
年間のオーディション回数

これで毎月どれくらいの支払いが必要なのか、入所に向けて毎月どれくらい貯金すれば良いのかが見えてくるでしょう。

大切なのは「いつ・いくら・貯蓄があればいいのか」がわかっていることです。

授業内容や授業回数は、レッスン一回あたりの授業料や、1週間のうち何日をアルバイトなどに割けるのかを明確にするためです。

費用とは直接関係しませんが、年間のオーディション回数も確認しておくとよいでしょう。

授業料が安い代わりにオーディションは1年に1回だけだったり、少し割高でも年間6回もオーディションしてくれるなど、養成所により様々です。

シンプルな考え方ですが、オーディションが多いとデビューのチャンス多くなります。

また、自分のレベル感を知る機会が多くなるため、効率的にスキルアップしやすくもなるでしょう。

時間は限られているため一見割高でも、上達スピードが早くなるならそのためにお金を使うのはアリです。

いつまでにどれくらいの貯蓄が必要かわかること、デビューチャンスを現実的に考えて養成所を選んだこと

これらが親に伝われば反対もされにくくなるでしょう。

将来的な不安をかけさせないために勉強はしっかり

「声優になるから学校の勉強はどうでもいい」

ではなく、勉強に専念できる学生のうちに勉強しておくことは大切です。マジで。

乱暴な言い方をすると、勉強ができたら将来的にセーフティネットになる確率が高いからです。

セーフティネットになるというのは、正社員など食いっぱぐれない仕事に就ける確率が高くなると言う意味です。

勉強を頑張れないのであれば、今需要がある仕事のスキルを磨く、リモートワークできるスキルを身につけるなども良いです。

声優になってからも、人としての魅力は重要です

魅力を出していくためには今のうちにたくさん勉強して、教養をつけて、知的な会話ができるようになっておくことも大切です。

特に、人の気持ちを考えたり、共感や思いやりも気持ちを持てたり、声優は人間性の良さがずっと必要な職業です。

今勉強しないと社会に出ると仕事をしながら勉強することになることになるので、

成績云々以前の話として、学生のうちにできる限り勉強しておくことをおすすめします。

声優になるために家でできることもある

レッスンを受けることや養成所に通うことだけが声優になるために大切なことではありません。

例え家にいたとしてもできることはたくさんあります。

色々とシミュレーションをして養成所に通えるようになるまでに時間がある人は、こちらの記事も参考にしてみてください。

家の外だとカラオケがおすすめです。

歌える歌を増やしていくことや、出せるキーの幅を増やすこと、大きい声を出せるようになっておくと良いですよ。

【おまけ】アブーが親に言い出したとき

高校三年生の時に親に「声優目指してみたいんやけど…」と相談したことがあります。

その時の返答は「手に職つけてから目指したらええんちゃうか?」でした。

声優は年齢が若い方が良いという問題もありますが、20代や30代、それ以上でも、社会に出てから目指すこと自体は可能です。

まずは一般的に需要がある職業や知られた職業で自分のお金を稼げるようになって、

自分のことは自分でできるようになってから、その後に自分のお金で目指せば?という返答でした。

もっと否定的な返事がくると思っていたので拍子抜けしたのもありますが、言っている内容は確かだったので、

その方向を頭の隅に置きながら大学進学をしました。

アブーはハマればハマるけど、そうじゃないときはどうしても頑張れないタイプの人間です。

それを知っている親だったからこそ、声優を目指してもダメになるときはダメになると思っての返事だったのかなと、今になっては思います。

あなたの言うことに反対している親でも、あなたを理解した上での言葉をかけてくれていることが多いかと思うので、

そのあたりは頭の隅に置いておいておくといいと思います。

誰かを説得するのも人生経験=芸の肥やし

親に反対されるとつらかったり、気が重たくなったり、ネガティブに感じることが多いかと思います。

あなたの安全を思っての反応だからこそ、やりにくいと思うことも多いでしょうね。

でも、お芝居の世界ではいろんな経験が役に立ちますので、親を説得するのも一つの経験だと思って取り組んでみましょう。

良い声優ライフを送れますように、応援しています!

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