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「声優になりたいけどダンスって必要?」
「実際にどういう時に必要なの?」
「お芝居はしたいけど運動はやだ…」
昔は俳優になれない人が副業的な意味で始めた声優ですが、最近は声優なのに顔出しやイベント出演なども求められる時代です。
そこで耳にするるのが、”ダンスができると声優の活動に有利になる”という情報。
ここでは、ダンス歴10年以上で声優志望だった筆者が、声優とダンスの関係について説明します。
ダンスは「リズム感」や「動く体」を作るのに良い
ダンスは音楽を聴いて、それに合わせて体を動かすものです。
周りの状況を感じて、それに合うように自分の体を動かすので、リズム感や運動神経を養うのにちょうど良いでしょう。
頭の中では自分の行動をイメージできるのに、実際にやってみるとうまく行かない、ということは最初よくあると思います。
ダンスをすると、頭で考えていることと現実のギャップがわかるようになるので、そういう面で、ダンスの経験が活きると思います。
ダンスが声優に役立つ瞬間7つ
ダンスが声優をやる上で役立つタイミングを具体的に7つ洗い出してみました。
- 特技として注目してもらえる
- ストレッチで発声がしやすくなる
- 運動時に特有の発声に気づける
- 観察眼が磨かれる
- 複数の動きを同時並行しやすくなる
- 人の目に晒されることに耐性が生まれる
- アフレコや歌うときにリズム感が活きる
順番に説明していきますね。
特技として注目してもらえる
実際に養成所にいた頃、特技がダンスであることをいうと、多くの人が注目してくれたように思います。
養成所では体を使ったお芝居からすることも多いため、自由にしていいパートや自分の役を際立たせるために、ダンスを入れて見ることもありました。
ちゃんとダンスができれば、講師や同期生からも覚えてもらいやすくなるのかなと思います。
ストレッチで発声がしやすくなる
ダンスをしていると、ストレッチをする機会も増えます。
声優にとって喉や体は楽器でもあるため、その体のメンテナンスがされているほうが、良い声も出しやすいです。
徐々にではありますが、私もストレッチやダンスをし続けることで体が柔らかくなってきていますので、それが声の出しやすさにもつながるでしょう。
運動時に特有の発声に気づける
体を動かしているときと何もしていない時に出る声は、やっぱり全然違いますよね。
動いているキャラクターの声を当てるとき、自分の体を動かしながら、もしくは動かしているイメージで声を出すと、一気にリアリティが変わります。
であれば、動きをどれだけ上手く再現できるかで、声の出し方や演技にこもるリアルさも変わりますよね。
上手く体を操れるほうが、より良く演技できる可能性が高くなるでしょう。
観察眼が磨かれる
ダンスは先生の動きを真似するところから始まります。
足の歩幅だったり、つま先の向き、動かしている部分と動かしていない部分、などなど、観察すべきところが多くあります。
観察をして再現をするという行為はお芝居にもそのまま活かせるでしょう。
真似しているつもりで何か違うということも多々ありますので、「なぜ違ってしまうのか」を分析する力や対処する能力もつきます。
分析→真似→分析→真似という練習の一連をすることで、物事の上達について、経験としてロジックを持つこともできるでしょう。
複数の動きを同時並行しやすくなる
ダンスでは、気づけば複数の動きを同時並行していることが多々あります。
足は2カウント、首は1カウント、腕や肩はボーカルに合わせて、耳ではいろんな音を聴いて…などなど。
実際に声優さんも、セリフを見ながら読み上げて、マイクの位置を見て動いて、掛け合う相手のお芝居を見て、など複数のことを気を配る必要があります。
大雑把にいうと、ダンスをすることで頭の器用さが鍛えられるでしょう。
自分がどう見られやすいか傾向を掴める
ダンスは人前ですることが多いので、他人に自分がどんな印象を与えやすいのかを知ることができます。
少しコアな言い方をすると、ダンスや踊り姿にも人柄が出ます。
例えば、元気な人、おとなしそうな人、小さなことも丁寧にする人、細かいことは気にしない人、など笑
もし人前で踊ることがあったら、感想などを聞くようにしてみてください。
きっと自己理解が深まる機会になるはずです。
人の目に晒されることに耐性が生まれる
ダンスをすることで、人前でパフォーマンスをすることに慣れていきます。
養成所のお芝居も似た経験で、人前でお芝居をすることに徐々に慣れていきます。
緊張はするかと思いますが、何度も経験すれば「何回も人前に立ってきた」ということから自信が生まれるでしょう。
声優として活動をしていくなかで、イベント出演などがあっても怖くなくなるでしょう。
また、自信が生まれることで人とのコミュニケーションも取りやすくなります。
声優も人伝いで仕事をもらえる業種なので、人との繋がりを大切にできれば、あなたも息の長い声優になれるでしょう。
アフレコや歌うときにリズム感が活きる
音楽のリズムとはまた違いますが、お芝居にもリズムがあると思います。
例えば、重めのパートだったらゆっくりとしたスピードでセリフを掛け合うことが多く、間も出来やすいでしょう。
ギャグ系の作品ならテンポが早く、被せ気味にセリフを読むこともあるかと思います。
「こういうシーンってこういうテンポだよね」というストック自体はいろんな作品を見てしておくべきことですが、
それを知った上で、客観的に見て心地よく再現するにリズム感が大切なのではと感じます。
最近は、キャラソングがあったり挿入歌でキャラが歌うことも一般的なので、リズム感がそのまま歌うことにも役立つでしょう。
いろんな声を出せるようにしておいて、歌も特技にしてしまうとよいでしょう!
声優志望がダンスをするデメリット3つ
強いて言うならですが、声優志望の方がダンスをするデメリットについても説明しておきますね。
- 芝居の練習時間や経済面で圧迫される
- ダンスは必須ではない
- 下手だとネガティブなアピールになる
まず、ダンスはすぐにできるようになるものではありません。
私も一つの動きに多くの時間がかかってきましたし、レッスンを受けるのにもお金がかかります。
お金がかかるということは、そのお金を稼ぐ時間も必要になります。
ダンスに取り組むバランスを考えておかないと、芝居の練習時間が取れないことにもつながるでしょう。
次に、声優さんにダンスが必要と言われる時代ではあっても、必須ではありません。
ダンスが楽しいならやってもいいですが、声優に活かす要素をダンスから学べたと思えるラインまで来たら、それでOKではとも思います。
最後は文面での説明が難しいことですが、「ダンスができる」という定義や基準は人それぞれだということです。
あなたが「自分はダンスができる」と思っていたとしても、周りからみるとそうじゃないケースがあります。
逆に、「自分はまだまだダンスなんて…」と思っていても、仕事の関係者からは「あなたくらい踊れたら充分だよ!」ということもあるでしょう。
ダンスを特技としてアピールする場合には、周りの意見も聞いて、客観的に見てどうかという点は認識しておくことをおすすめします。
まとめ|目的と手段を間違えないように
確かに、ダンスは声優に役立つことが多そうです。
ダンスをやってみたい方や少しでも役立つのなら習いたい方は、トライしてみるとよいでしょう。
一つ注意してほしいのは、目的(声優になること)と手段(声優になるためにダンスから学ぶ・活用する)を混同しないことです。
声優になりたい気持ちが強いと、「声優になれるならどんなことでも!」と思う気持ちはすごくわかります。
でも、安直に「じゃあダンスも頑張らなきゃ!」となるのは注意が必要です。
やっぱり、時間・労力・資金は限られていて、これらをどう分配していくかが大切です。
自分は声優になるためになぜダンスをするのか、ダンスをして何を学ぶのか、ダンスをしてどう声優に役立てたいのか、をきちんと理解しておくことをおすすめします。
みなさんが、より良い方法、より楽しい方法で声優を目指していけますように!
引き続き、応援しています!
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